妊娠後期(妊娠8~10ヶ月)の検査についてご案内します。
妊娠26~36週(妊娠9ヶ月)は2週間に1度、36週以降は1週間に1度、ご来院ください。
分娩に備え安全を期すために、心電図検査を実施します。
おなかの赤ちゃんのようすに敏感になってもらうために、胎動を意識するためのテンカウントテストをご案内しています。
膣の分泌物を検査して、分娩時に赤ちゃんの健康に影響する菌がないどうかを調べるGBS検査を実施します。
妊娠後期の貧血検査、HIV検査を再度実施します。
予定日も近づき、おなかの赤ちゃんの健康状態をみるために毎回30~40分程度をかけて胎児心拍モニターNST(ノンストレステスト)を実施します。
NST(ノンストレステスト)検査
38週からの妊婦健診より、毎回通常の妊婦健診に加えて、毎回「NST」と呼ばれる検査がはじまります。
この検査は、NST(ノンストレステスト)といい、ストレスのない状態、つまり陣痛のない状態で赤ちゃんが元気がどうかを診るとても大切な検査です。胎児の心拍を調べる検査なので「胎児心拍モニタリング」または略して「モニター」と言われることもあります。
ベッドに寝て、お腹にベルトを2本巻きます。1つは赤ちゃんの心拍を、もう1つは子宮の収縮状態を記録し、その波形で赤ちゃんの健康状態を診断します。
赤ちゃんは20分おきぐらいに寝たり起きたりしています。寝ているときの心音と起きているときの心音を確認し、より正確にモニターするために検査には最低30~40分ぐらいかける必要があります。